積立NISAとは
一般NISAとくらべてわかりやすく、リスクも少ないです。
積立NISAには様々な商品があります。そんな中でも、おすすめできる方とそうでない方がいます。2018年からスタートした税制制度で、少ないお金でも長期投資・積立投資・分散投資が可能で、運用期間中・受け取り時の運用益が非課税なのも特徴の1つ。
記事の概要
積立NISAって何?
積立NISAのデメリットは?やめた方が良い人は?
投資なんて全くわからないけど、どう始めるの?
積立NISAの利回りが良いって本当?
こんな疑問に答えます
積立NISA、デメリット
積立NISAにはデメリットもあります。初心者にはメリットと感じるのが積立NISAの特徴です。
デメリット①:選択肢が少ない
デメリット②:年間の投資金額が少ない
デメリット③:商品の乗換え売買ができない
デメリット④:他の証券口座と損益を相殺できない
デメリット⑤:一般NISAと同時に利用できない
この①~⑤は、様々な運用商品を積極的に行っている人にとってはデメリットとなる可能性が高いですが、初心者はデメリットと感じる事はないでしょう。
積立NISAをやめた方が良い人
つみたてNISAをやめたほうがいいのは
・すぐに結果を得たい人
・一瞬でもが元本割れが我慢できたい人
・相場が気になって、仕方がない性格の人
そもそも投資の知識が全くない人。投資は預貯金よりも効率よく資産を増やせる反面、何も考えていないでいると元本割れのリスクが多少はあります。
つみたてNISAで積み立てていく投資信託は、利益が出ている期間もあれば、損失が出て一時的にでも評価額が思っていたよりも少なくなる期間もあるのです。
積立NISAの利回りとシミュレーション
積立NISAの利回りは、様々なシミュレーションが考えられます。控えめな数字で3%想定を想定しても1,000万円を超えることが分かります。
合計金額 | 運用益 | 元本 | |
42歳(10年後) | 461.1 | 65.1 | 396.0 |
47歳(15年後) | 749.0 | 155.0 | 594.0 |
52歳(20年後) | 1083.4 | 291.4 | 792.0 |
※年金終価係数より計算
積立NISAとイデコ
iDeCoとは個人型確定拠出年金のことで、積立NISAとよく比較されます。掛金が全額所得控除されるなどのメリットがある制度です。掛け金が非課税なのも特徴です。
積立NISAと違い、「iDeCo」は原則60歳まで解約することができないというデメリットがあります。
積立NISAの始め方
積立NISAの始め方は、どの会社(証券会社)と投資対象商品を選びます。この会社を選ぶ前に、マネーセミナーなどで学ぶことをお勧めします。
証券会社を決めたら口座開設をし、入金手続きをします。次に積立投資する商品を選びます。
商品選びの前に、シミュレーションやライフプランの見直しもとても大切です。
初心者の資産形成には積立NISAは適しています。
この記事を書いた専門家
古賀 博基先生
得意分野は、ライフプランニング、運用、賠償責任、一般的な税務など